子どもは、ヒトとして生まれ、人間として育っていきます。
そのために、「よい環境」を整え、そこが子どもの生きる世界にしていくのが、わたしたちのつとめと思っています。
子どもたちは、自らの脚で大地に立ち、全身で陽の光を浴びながら、自然と共に生活します。花も虫も、そして風も、ときには激しくふる雨も、みんな子どもたちの仲間です。 子どもたちは、その中であそび、そして、生活をしていきます。 わたくしたちは、そうした子どもたちの心を見つめ、子どもが内面に持っている育つ力を十分に発揮できるように援助していきます。
現代社会では、おうおうにして、幼いときから自由をうばわれ、枠にはめられ、いたずらに多くのものを注入されようとしています。もともと持っていた「生きる力」はうばわれ、子どもらしさをなくしています。
わたくしたちは、なんとかして、子どもたちの世界を創り出し、子どもの生活を取り戻さなければなりません。
あんず幼稚園は、そのひとつの拠点としてありたいと考えます。
そこには、いつも太陽と緑と大地があります。
そこには、いつも、子どもたちのあそぶ姿があります。
子どもたちは、つねに動き、語り合い、歌い、生活を創り出していきます。いろいろなことに取り組み、慎重に考え、今を生きています。
子どもたちは、自分たちの生活は、できるかぎり自分たちの手でやりとげようと考えています。一人ひとりの力にあまることでも、仲間と共にすれば、乗り越えていくことができるという「知恵」を育んでいきます。
子どもたちは、自分たちの生活は、できるかぎり自分たちの手でやりとげようと考えています。一人ひとりの力にあまることでも、仲間と共にすれば、乗り越えていくことができるという「知恵」を育んでいきます。
わたしたちは、子どもたちと、そんな園を作り出したいと思っています。